僕は毎年パリの古い街並を好んで描く、ミシェル　ドラクロワ先生のカレンダーを部屋に飾っているのですが、日本の懐かしい風景を描いた絵も大好きです。この16枚の絵は全て、画家・谷内　六郎先生の絵です。実家では毎年谷内先生のカレンダーを飾っていて、凄くお気に入りでした。なんか見てて涙が出そうになるのは、もうこんな素晴らしい風景や場面には二度と出会えないからでしょうか。映画「三丁目の夕日」が大ヒットしたりして「古き良き時代」が見直され、「昭和レトロ・ブーム」なんて言われてるみたいだけど、なんか変な気持ちです。何十年か経ったら今の時代も「良かった」なんて言われるのかな・・・。より良い世の中にしていかなければいけないのに、生活は便利になりつつも何かおかしな方向へ向かっているみたい。寂しい気持ちになります